ヴァイブスAGEMAX

大好物のヒップホップに関する記事で皆さんのヴァイブスとモチベーションが上がれば最高です

東ヨーロッパ(共産主義圏)のヒップホップ

こんばんは!!

書ける時間がある時はどんどん記事を更新していこうかと思います。

この記事では

東ヨーロッパ(共産主義圏)のヒップホップについて書いていきますよ~

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 そもそもヒップホップの発祥した場所は?

ヒップホップはアメリカ、ニューヨーク、サウスブロンクスで発祥しました。

アメリカで貧困層のジャマイカ系、ヒスパニック系、メキシコ系アメリカ人などがブロックパーティーをやり始めそれが若者の間でマスカルチャーとして

爆発的に広がっていきました。発祥の立役者には

DJのアフリカ・バンバータ、DJクール・ハーク、グランドマスター・フラッシュなどがいます。グランドマスター・フラッシュのクラシック曲「The Message」のフックの内容が

「Don't push me 'cause I'm close to the edgeI'm trying not to lose my headIt's like a jungle sometimes
It makes me wonder how I keep from goin' under」

「おい、押さないでくれよ、俺は毎日崖っぷちな状況にいて生きるのに精一杯なんだ

この街はジャングルみたいなもんだ、正気を保っているのが不思議なくらいだぜ、いつこけてもおかしくないぐらいだ」

というようになっています。

いかに、黒人のゲットー出身者が切羽づまった状況か分かりますね。

 発祥当時のニューヨークの様子がまんま描写されていると言われている映画がありますので興味がある人はこちらをご覧になってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

共産主義国にヒップホップは根付いているのか

私の勝手なイメージかもしれませんがヒップホップは貧困層から発祥したカルチャーであり有名なラッパーやDJなどプレイしている人はゲットーの出身が多いといえども

ヒップホップが根付いている国自体は、なんとなく裕福な国ばかりのイメージではないでしょうか?

 実際、メディアで注目されたり取り上げられりしているのも、ほぼUSといっても過言ではないと思います。

 なので私も全く想像がつかなかったのですが、緩和されたとはいえ、まだ共産主義の体制が色あせない国でもヒップホップは盛り上がりを見せているそうです。

この本を見たときつい、おっっ!!面白そうなのがあるとつい手にとって買っちゃいました。

 

ヒップホップ東欧: 西スラヴ語&マジャル語ラップ読本 (ヒップホップグローバル)

ヒップホップ東欧: 西スラヴ語&マジャル語ラップ読本 (ヒップホップグローバル)

 

 

ポーランド f:id:madamadakorekarada:20180522021634p:plain

 言語はポーランド語。90年代に民主化したものの経済的、社会的に不安定な時期が続き若者の間に蔓延していた社会に対する不満がポーランドにおけるヒップホップ・カルチャーのベースを作ることとなった。2000年頃に良作のリリースが続いたことから、ヒップホップが国中で認知されるようになった。

有名なアーティスト

ポーランド・ヒップホップ黎明期に活躍した伝説的グループ Grammatik

ポーランド・ヒップホップの先駆者   Molestav Ewenement

・名実ともにNo1の呼び声高いストリート系ラッパー Pezet

 

 

チェコ  f:id:madamadakorekarada:20180522021748p:plain

言語はチェコ語。最初のヒップホップ・カルチャーとしては80年代に入ってきたグラフィティが人気となった。グラフィティ・アーティスト出身のラッパーが多いのがチェコの特徴とも言える。90年代半ばに登場した PSH や Chaozz が大ヒットを記録した影響か、初期からメジャー・レーベルと契約するアーティストも多い。また2002年にスタートし、国際的なヒップホップ文化交流において重要な役割を果たしているヒップホップ・フェスティバル Hip Hop Kemp の開催地でもある。経済が比較的安定しているためか、ラッパーとなるのは中流階級層出身が多く、リリックにも社会や抑圧に対する反抗的な内容はあまり見られない。

有名なアーティスト

随一のリリシストを擁するチェコ・ラップ最重要デュオ Prago Union

USでも認知されるチェコ&スロヴァキアの大御所プロデューサー DJ Wich

カリスマ的な存在感を示す次世代の実力派ハードコア・ラッパー Ektor

 

スロヴァキア   f:id:madamadakorekarada:20180522022005p:plain

言語はスロヴァキア語。90年代になってブレイクダンスやグラフィティが人気となった。最初のラップ・アルバムのリリースは93年。90年代からアンダーグラウンドでラップ文化が形成されていき、この頃から第一線で活躍し続けるラッパーも多い。小国ながらラッパー人口が多く、メジャーで活躍するアーティストも多いため、レベルの高いヒップホップ・シーンを形成している。

有名なアーティスト

・カリスマ性のあるソリッドなフロウをかます人気ラッパー Separ

Soulja Boyを手がけるプロデューサー擁する人気ヒップホップ集団 H16

・フリースタイル・バトルで培ったラップスキルが超ドープ  Strapo

 

ハンガリー f:id:madamadakorekarada:20180522022221g:plain

言語はハンガリー語(マジャル語)。ハンガリーに最初に持ち込まれたヒップホップ要素はブレイクダンスだった。80年代に活躍したロック・アーティストが西ベルリンで見て持ち込んだもので、それからブレイクダンスやヒップホップダンスの人気が広まる。90年代に入り、多くのラッパーが活動をスタートするなか、95年にロック・アーティストであった Ganxsta Zoleeがギャングスタ・ラッパーとして活動を開始し、大成功を収めたことで一躍ヒップホップが認知された。メジャーとアングラの境が大きいハンガリーだが、どちらにおいてもアーティストの層が厚く、レベルもかなり高い。

有名なアーティスト

・バンド活動も行うハンガリー最初のギャングスタ・ラッパー  Ganxsta Zolee

・文学的リリックが高く評価されるアングラ・ヒップホップの雄  Akkezdet Phiai

・地元自治体から文化賞を受賞したフロウで聴かせる DUO  HOSOK

 

以上で東欧4か国のHIPHOPを紹介しました。

それぞれの国が独自の言語を持ち、それぞれの言葉の響きや発音、リズムが異なります。ヒップホップはどんな文化的背景、言語にも融合することができるカルチャーと言っても過言ではないでしょう。これこそ世界を巻き込むヒップホップの素晴らしい魅力の一つではないでしょうか。

皆さんも普段聞いているヒップホップとは一味も二味も違う特徴ある東欧ヒップホップを聞いてみてはいかがでしょうか。